平成7年 文学部史学科卒業
岸下すみれ
今回、碧さんのご紹介で、町田立教会のホームページにお邪魔させていただくことになった岸下すみれです。
碧さんには、大学の卒業旅行で行ったインドで大変お世話になりました。同じ大学出身というだけで見ず知らずの私たちをムンバイのお宅に泊めてくださり、旅のアドバイスをしてくださいました。碧さんのおかげで、今も思い出に残る素晴らしい経験をすることができました。
立教大学の繋がりってすごいと思います。
さて、私は、千葉県白井市に、学芸員として採用されて25年目になります。
当初は、史学科卒業ということで、白井市郷土資料館に配属され、町の歴史や、美術などの展示を行っていましたが、2001年に開館5年目のプラネタリウム館に配属され、かれこれ21年になります。
当初は、さそり座、オリオン座が分かるぐらいの知識で、学芸員だからというだけの、まさに「降ってわいた」プラネタリウム配属でした。
白井のプラネタリウムは、規模の小さいわりに、企画が多いのが特徴です。
「生まれる前から星になる前まで楽しめるプラネタリウム」を掲げ、通常投映の他に、妊産婦向けの「にんさんぷラネタリウム」や乳幼児向け「ひよこプラネタリウム」、シニア向けの「プラチナアワー」、音楽を楽しむ「ジャズアワー」やライブコンサートなど多彩なプログラムを行っています。それでもまだ希望の内容がない方のためには、30分ドームを貸し切りにし「あなただけのプラネタリウム」という究極の個人向け投映も行っています。
運営予算が少ないので(番組制作費は消耗品代だけ)、職員2名に、非常勤職員さん(週2~3日勤務)4名のメンバー6人で、アイデアを出し合い、事業を進めています。
ところで、白井のプラネタリウムは町田とは深いかかわりがあります。
開館まもない頃、投映のお手本とさせていただいていたのが、かつて東急町田にあった「スターホール」というプラネタリウムで、年に1回は必ず町田にお邪魔して、投映の勉強をさせていただいていました。そして、白井の非常勤職員さんの1人は、かつて町田のスターホールで投映をなさっていた方です。
町田と白井は少し離れておりますが、機会がございました足を運んでいただきたいと思います。
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